駅近ってそんなにいいかな

どこに住むか決める時、たいていの場合は、職場や学校へのアクセスを考えてエリアを決めますよね。
沿線や駅が決まれば、いよいよ具体的に住宅を探すわけです。

「良い物件」ということで考えた時に、間取りや築年数などよりも先に、駅に近いかどうかで篩にかける場合が多いように感じます。
実際、家賃の相場を見ても、駅から徒歩5分以内の物件は徒歩15分以上の物件よりあきらかに家賃は高いです。

駅近物件のリアル家賃を調べてみる

不動産サイトアットホームで調べてみました。
ウチの近所のマンションやアパートの広さ21~22㎡、築年数3年以内の場合、駅から5分以内だと管理費込で10万超えますね・・・。

物件A(築1年) 10万5千円 徒歩3分
 21.11m² 
バス・トイレ別、オートバス、追焚機能、洗面所独立、洗面台、シャワー、温水洗浄便座、トイレ
システムキッチン、IHクッキングヒーター、2口コンロ
モニター付オートロック、収納スペース、室内洗濯機置場、クローゼット、シューズボックス、モニター付インターホン、ロフト、給湯、フローリング、都市ガス、エアコン、暖房、冷房、バルコニー、駐輪場、インターネット対応、光ファイバー、ケーブルTV、マルチメディアコンセント

物件B(新築)  9万4千円 徒歩15分
22.05m² 
バス・トイレ別、浴室乾燥機、洗面所独立、洗面台
システムキッチン、IHクッキングヒーター、2口コンロ
室内洗濯機置場、クローゼット、シューズボックス、オートロック、モニター付インターホン、防犯カメラ、都市ガス、エアコン、インターネット使用料無料

物件C(新築) 7万6千円 徒歩18分
24.25m²
バス・トイレ別、浴室乾燥機、洗面台、シャワー、温水洗浄便座
2口コンロ、ガスコンロ付
モニター付オートロック、収納スペース、室内洗濯機置場、オートロック、ダブルロックドア、シャッター雨戸、給湯、都市ガス、エアコン、駐輪場

こうして比べてみると、物件Aのバスルームが充実しているのと、物件Cだけガスコンロというくらいで、設備はほぼ同じようです。
物件Bに関しては、インターネット無料となっているので、これが光回線で自分で用意しなくて良いのなら、家賃は実質8万台になりますよね。

物件Aが高いのはお風呂設備の分だとしても、やはり1万以上~2万近く差があるわけです。
となると、人々は15分程度歩くことが嫌でそれだけの金額を払っていることになりませんか?

歩くのは運動と考えよう

会社へ行くために往復30分歩くことを避けるために、月1万円以上払う・・・。
それに最近はスマートなビジネスマンがもてはやされるので、意識高い方々は、自己管理の運動のためにジムに通います。そこでまた会費を払います。
そして、忙しいから通えないなどというジレンマにハマっていくわけですよ。(←こちら、会社員時代の私の経験談)

なんだかね、そういうことになるんだったら日々の動作に「運動」を加える方がいいと思うんですよね。
歩くのって、地味だけれど、ものすごく当たり前の動きですよ。無理にランニングするぜ~~~!っと気合入れて、三日坊主になって自己嫌悪に陥るより、普段歩く量を増やすべき!ずっといい!

ちなみに私の友人は、元々職場から近い場所(4キロ程度)に住んで電車通勤だったのですが、ある時ふと「歩けるんじゃね?」って思って天気の良い時だけ徒歩通勤を始めたところ、2か月くらいすると体重が3キロ減ったそうです(笑)。彼女はそのうち早起きにハマって、通勤途中にあるジムのプールでひと泳ぎして出社するようになり、どんどん健康になっていきました。

もちろん、何事もスピーディーに進めたくて、ジムもちゃんと通えて、お金にもゆとりのある人なら「駅近最優先!」でいいと思うのですが。

運動ができて、良い物件に住める・・・。そう認識を変えて、物件選びができたら良いのではないでしょうか。

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